長めのツイートのようなもの

※個人の感想です

FINCAさんで推しを顕現した話。

こんにちは。

月曜日早々有給を取り、とことん自分を甘やかしてきた不届者です。

折角平日だし、開店直後なら混んでいないだろうと踏んで、前から気になっていた香水ショップ「FINCA」さんに行ってきました。

ここで何が出来るのかというと!そう!(?)



推しの匂いが作れる



作ると言っても液体を混ぜ合わせるのではなく、お店オリジナルの香水たちを重ね付けして、香りを作り上げます。

推しイメージの香水を作ったレポがバズったり、某ブランチでイケメンアイドル事務所の若手イケメンさん(語彙力)がお買い物したことでバズったり、オタクたちの心をぶっ刺していく様子は度々SNSで話題になりますよね。

普段は整理券を配布しており、あっという間にそれもなくなってしまうほどの盛況ぶりを見せるFINCAさんですが、まぁこの時期なら空いているだろうと踏み、行ってきたわけです。しかも1人で。

お店に着いたのは12時少し前。
30分ほど待つとのことだったのですが、インタビューシートと呼ばれる、作りたい香りに関するアンケートを記入していたら、時間は一瞬で過ぎました。

ちなみに私が書いたのはこんな感じ。
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一部消してあるのは、うっかり固有名詞(キャラ名)を書いたせいです。

公式ショップとかじゃないので、法には触れないけど念のため、既存のキャラの場合(一次創作を除く)、固有名詞を出すことや画像を見せることはNGだそうです。

下調べが足りず申し訳ないです…。

店員さんが手でめっちゃ名前隠しながら説明してくれて、「私は何も見てませんからね!!」とにっこり。

謝り倒し、料金の説明などを一通りしてもらったら調香スタートです。

店員さん「うんうん…なるほどね…」
私(色々書きすぎたかな…)

そう邪推せざるを得ないほど唸られてしまった。

店員さん「浅葱色…ってあれですよね…」
私「ターコイズというか…ね…」
店員さん「それをちょっとくすませたみたいなね……」


店員さん「髪は?ロング?」
私「黒髪ロングですね!!」


店員さん「お顔はどんな感じですか?」
私「顔がいいです」
店員さん「おお…」
私「すみません、キリッとした美人系というか…」


などなど、推しについてどんどん掘り下げられていきます。
そしてまた店員さんが暫く唸って、2種類×3パターン香水を出してくれました。

どちらを先につけるとか、出す量を変えるとか、そういうので香りはだいぶ変わるそう。

それぞれの組み合わせを、インタビューシートに書いた要素を挙げながら解説してくれます。

そしてまず選ばれたのが「風の刀」。

いやもうお姉さん……SUKI………

なんとなく男らしさや艶やかさを感じるけど、雄過ぎないいい香り。
これをベースに組み合わせを考えていくことにしました。

まぁここからが難産で。

もっと甘さが欲しい…甘やかされたい…とか、
甘すぎずなんかもう少しスッとする感じ…とか、
これとこれの中間な感じ…とか、あまりにも頭の悪い説明をすること約40分。

紙に香水をつけ、香りを確認した店員さん「これ来たかもしれない…シャンプーっぽい香りを足しました」

あまりにも推しの香り(概念)を嗅ぎすぎた私は、若干くらくらしながらリセット豆(珈琲豆)の匂いを嗅いだあと、満を持して受けとります。

私「ヴァッッッッッwwwwwwwww」

推しに後ろから抱き締められなかった今?!?!?!?!?!?!?!!!!!!!

本気の気持ち悪い声が出た。

店員さん「お?!それは?!どっちの笑いですか?!!!!」
私「あっ、めっちゃ良い方です…どうしよう……」
店員さん「推し、来ちゃいましたか」

めちゃめちゃにやにやしてるお姉さん。

私「ここ…ここに…いました…」

錯乱状態で自分の後ろ辺りを示す私。

店員さん「推し感じました?!」
私「後ろから抱き締められました(混乱)」
店員さん「wwwwwwwwwwww」

ここまで言うつもりはなかったんだけどなぁ!!!!

この後もう少し爽やかさを求めて違うのも嗅いだんですが、何回かに1回この香りを嗅ぎ直してしまう。

店員さん「さてどうですかね~?」
私「シャンプーの香りのやつで…」
店員さん「1番反応良かったですもんね(笑)」

ということで、推し香水が決定。

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尚、店員さんには夢女だということは明かしてなかったのに、夢女的楽しみ方をどんどん教えてくれます。

店員さん「これ、お風呂にちょっと振りかけてみると、混浴が出来ますよ」
私「っっっ」
店員さん「強いものではないので、すぐ分からなくなるんですけど、」
私(一瞬ね…一瞬すれ違っちゃうやつね…)
店員さん「上がった後にお布団に入ったりすると肌に染み付いた香りがふわっとして…」
私「アッッッッッ」


店員さん「枕にかけると添い寝が…」
私「ンンンンンン」


オタク、妄想爆発した末、膝が笑ってました。(まじで)

店員さん「さて、決まったところで現実に戻りましてお会計ですね!」

独特な戻し方をされつつ、レジに向かう…前に

店員さん「ちなみにアトマイザーもあるんですけど、個人的にお勧めなのはこれですね」

と追加の売り込み。

取り敢えず聞こうじゃないの、とばかりに一緒に売り場へ移動したら。

店員さん「ペンダントなんですけど、ここに香水を入れると、上にある穴からふわっと香るので、職場で元気がなくなったときに…こう…」

おもむろにしゃがみ、ペンダントを顔の前に掲げ、スゥッと息を吸う店員さん。

店員さん「こっそり推しを吸引することも出来ます!」

やばいな?!?!?!?!(色んな意味で)

暫く迷った後、推しの瞳と同じ色のペンダントを購入。
店員さんと相談した結果、風の刀をペンダントに、シャンプーの香りを私が纏い、合わせた時に完成する形で持ち歩くことに決定しました。

合法の吸引式ヤクの完成です。

この店員さん、オタクの妄想を掻き立てるの上手すぎる上にパワーワード製造も上手くて本気でファンになった。楽しい。

店員さんに、思わず「楽しかったです!元気が出ました!明日からまた頑張れそうです!」と言ったところ、「良かったです!私も楽しかったです!」と笑顔で見送ってくださいました。

ちなみに散々騒いだ後、ふと我に帰って「うるさくてすみません」と謝ったところ、
「結構悲鳴上げたり、崩れ落ちたりする方もいらっしゃるので、お姉さんはかなり静かな方ですよ」
とのこと。

必死で抑え込んだ甲斐がありました。
手足はブルブルしてたけど。

今度は友達を誘って行こうと思います。
ありがとうございました!

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